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ドラッカー名言録

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   ●ドラッカー名言録

 ドラッカー名言録17 

 人間というものは、非常に時間を消費するものであり、そして大部分の人間は時間の浪費家でもある」

 

 ドラッカーは随所で時間について言及しているが、特に有名なのは、「時間は経営者にとって最も重要な資源である」という至言である。

 この考え方に基づいてドラッカーは、従来のマネジメントの三要素であった「ヒト・モノ・カネ」を、特に「ヒト」、なかんずく人にかかわるその「シラセ(知識・情報)」と「トキ(時間)」に分け、大事なマネジメント・リソースとして折に触れ強調している。

 今回の『創造する経営者』からの引用も、こうした一連の流れに沿った、ドラッカーの時間に関する現実主義的な考え方を率直に表明したものである。

 そういえば、かつて、「小林君、“ドラッカーの法則”というのを知っているかね」と例のいたずらっぽいまなざしで問われたことがあった。

 ドラッカーが新しく提言した経営原則は数多くあるが、いったいこの問いはなんのことを指しているのだろうと、しばしためらっていると、「物事の処理時間はその思っているよりも二倍かかる!」というのがわが法則だと、やや皮肉っぽい口調で話してくれた。

 といっても、これは別に科学的な原則ではなくて、当時、「人間はその無能のレベルまで昇進する」というピーターの法則とか、「いやなことは重なってやってくる」というマーフィーの法則・・・・・といった、“擬似法則”がはやっていたころなので、それらをもじりつつ、座興のためにドラッカーの法則と勝手に称したものなのである。

 すなわち、部下が一日で仕上げますといったら、上司はその二倍の二日かかることを覚悟しておけ・・・・・という趣旨である。

 ドラッカーの発想の根底には、いつも透徹したリアリスティックな目が光っているので、こうした“法則”を口に出すのである。冒頭の、人間は時間を消費する動物だとか、浪費する存在だというのも同じ系譜の発言であるといえよう。

 さらにドラッカーは、時間に関して、「人間に関する決定が非常に時間を費やすものであるのは、神が人間というものを、組織のための特定の<資源>として創造しなかったという簡単な理由による」と、これまた別のところで記している。

 それだからこそ、何かを達成しようとしたら、しかも一人でなくてチームやグループで完成させようとしたら、一に集中、二に集中だと・・・・・強調するのである。人間という、この扱いがたい存在の持つあらゆる能力を一つの業績達成に向けるには、焦点を絞り、集中せぬ限り不可能だ、と言い放ってやまないのである。

  

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