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   ●ドラッカー名言録

ドラッカー名言録64

「激化する国際社会。勝敗のカギは、経営者の企業家精神の確立とその発揮にある」

 ドラッカーは、今日の国際競争の本質を「方針」、「原則」、「現実」のやり方に基盤を置く競争であると言い切っている。すなわち、アントルプルヌールシップ(企業家精神とその発揮)を系統的に展開して、しかもこれをどの経営者も、また組織も必ず学習して、己がものにすべきことを強く説いている。
 いくら現在、経営者であり、組織をつくろうとする人であったとしても、アントルプルヌールであること、また実際に執行するものであること、さらに、組織をまとめ上げるオーガナイザーであることを絶えず学び取り、力を付けていかなければならない。そして、最も企業家精神が確立し、発揮されているとされる企業やその中のリーダーでも、そうしたスキルは、絶えず新しく向上させなければならないとも言っている。
 これからの何十年間は、国際企業同士の競争がかなり厳しくなるとされている。ドラッカーはこれを、極端なまでに競争の激しい10年、20年になると見抜き、特に輸出に依存している国々での競争が、激甚なほどになるとすら断言している。
 したがって、急速な技術と経済の変革が行われる十数年であり、また、主要な市場が新しく首をもたげてくる時代である、とも述べている。すなわち中国本土、インド、インド亜大陸、ロシア、中央アジアが、その代表例となる。
 また、これらの地域内においても、新しい競争相手が必ずや続々と生まれてくることを、心しておかなければならない。
 さらにドラッカーは、これからの10年、20年は、情報改革による主要な今後の構造変化と、究極的な消費者の新しい発生により、世界中どこにおいても保護された市場≠ネるものは、もはや存在しえなくなると言う。
 これらをまとめて、十数年はアントルプルヌールシップへの要求が急務になることを説明し、日本もさることながら、韓国その他、中進国の経営者や経営に関心を有する人は、この転回点を十分研究することによって、逆に素晴らしく、また巨大な市場を押さえることもできるとしている。これらの「市場」なるものは、古今未曾有のものであり、旧来の経済のパフォーマンスや成功を大きく上回るものである。
 ちょうど、かつての1950年代の企業のように、国際的な工業力の面では激変することになろう、とドラッカーは喝破している。

 

 

   

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